<速報>阪神の自力CS進出が消滅!
阪神が3日、甲子園球場で行われた横浜DeNA戦に2-3のスコアで逆転負けして、今季ワーストの7連敗、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。3位の横浜DeNAとのゲーム差は5に開き、最下位の中日とのゲーム差も1となった。「超変革」を掲げた金本監督の1年目は厳しい現実に直面することになった。 台風の影響で試合途中に何度か雨が舞う甲子園に悲しい結末が待っていた。 阪神は、横浜DeNAの先発、山口に相性のいい鳥谷を「三塁・6番」でスタメン起用した。スタメン出場は8月11日の広島戦以来で、三塁でのスタメン出場は、ルーキーイヤーの2004年6月30日の巨人戦以来、12年ぶりとなるサプライズ起用だったが、起爆剤とはならない。 試合は、阪神の能見、横浜DeNAの山口の投手戦となり、先に均衡を破ったのは阪神。4回に先頭の北條がレフト線二塁打で出塁すると、大和のバントは守備妨害を取られて失敗したが、高山がセンターへ先制タイムリー。だが、6回に四球と桑原のヒットで一死一、三塁のピンチを作ると石川にセンターへの犠牲フライを許して、あっさり同点とされた。 6回には、議論が起きそうなアクシデントがあった。北條が四球で出塁すると、続く大和でエンドランを仕掛けたが、セカンドベース手前でその打球をよけるようにして飛び上がった北條と、横浜DeNAの石川が交錯して、石川は打球を後逸したが、この北條の走塁が守備妨害と判定されたのである。金本監督が飛び出して、猛烈抗議をしたが、判定が覆らず。阪神に嫌なムードが漂いはじめた。 1-1で迎えた7回に先頭の福留が、ライトポール際に9号ソロ。 「先頭だったので塁に出ようとだけ考えていた。能見も、サターホワイトも、がんばって投げていたのでなんとかしたかった」というベテランの一撃で一度は1点を勝ち越したが、8回からマウンドに立った3番手の藤川が踏ん張れない。