多視点動画配信ソリューション「VIXT」発表。19日からグランフロントで展示会も/大阪
電通と電通国際情報サービスは17日、同時にいろんな角度から撮影した映像を、ユーザー自身が好きな視点を選ぶことができる多視点動画配信ソリューション「VIXT(ビクスト)」を発表した。また、19~21日に大阪市北区のグランフロント大阪北館ナレッジキャピタル ザ・ラボ アクティブスタジオで、このVIXTを体験できる。
ユーザー自身が自由に視点を切り替えられう
今回発表された「VIXT」は、これまであまり注目されてこなかった「ユーザー視点」に注目。さまざまな角度から同時に撮影した動画コンテンツを、ユーザー自身が自由に視点を切り替えて楽しむことができるという。 例えば、野球の映像を見る場合。1塁側、3塁側、バックネット裏、観客席、外野席など複数のカメラで試合を同時に撮っている場合、ユーザー自身が好きな角度からの映像を選ぶことができるという。 「テレビで野球中継を見るときは、あくまでもテレビ局の中継担当者が常に視点を選んで送っていますが、VIXTはユーザー自身見たいカメラの映像を選べるんです」と関係者。さらに、サーバから配信された映像をWebブラウザで視聴することが可能なため、それがクリックひとつで視点を選ぶことができる。 また、自分の視点でみたものは記録され、それを公開することも可能。さらに、多人数で視聴していた場合は、それらが記録されるため、どのアングルがいちばん見られていたかを分析することも可能だという。
19~21日、グランフロントでVIXTを体験
関係者は「ユーザーはこれまで送られてきた映像を受けるだけでしたが、これからは自分の視点で選ぶことができます」と話す。だが「その視点を自ら選ぶことで、テレビ局などの中継担当者が映像を選ぶことの大変さもわかるのでは」とも話していた。 19~21日まで、グランフロント大阪でVIXTを体験できる。担当者は「このシステムを体験するいいチャンス。気軽にお越しください」と話している。時間は午前10時~午後6時。