ゴジラ新作に沸くロケ地 神木隆之介さん、浜辺美波さんの衣装も展示
松本市出身で映画監督の山崎貴さんの最新作「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」の公開に合わせ、ロケ地の岡谷市で多彩な催しが繰り広げられている。撮影地となった岡谷市などではスタンプラリーが始まった。市観光案内所では撮影に使われた衣装を、市立岡谷図書館ではゴジラに関する小説やポスターを展示。市内の映画館などでは山崎監督や出演者のサインも掲示しており、地元ロケにちなむ催しが盛り上がりを見せる。 【写真】ロケ地駅前に展示された撮影時の衣装
旧市役所庁舎で撮影があった岡谷市をはじめ、浜松市や茨城県筑西市などでは、ロケ地を巡るスタンプラリーが実施されている。TOHOマーケティング(東京)とロケ地の自治体が協力。県内外でゴジラの世界観を楽しめる。
浜松市ではゴジラと相対する海上の場面が、筑西市ではゴジラ襲撃シーンが撮影された。冊子はスタンプ台がある各施設で無料配布されている。岡谷市内ではレイクウォーク岡谷と映画館「岡谷スカラ座」にあるスタンプを押すと、オリジナルのステッカーかコースターをもらえる。
JR岡谷駅前の市観光案内所では16日まで、主演の神木隆之介さんやヒロインを務めた浜辺美波さんらが撮影で使った衣装を展示している。山崎監督も含む俳優陣のサインも飾っている。
岡谷図書館の特別コーナーでは、ポスターを背景にゴジラや山崎監督の歴代作品に関する書籍約20冊を並べた。小坂英之館長(63)は「映画では分からない点が本を読めば分かるということもある。公開に合わせ本も読んで楽しんでほしい」と話す。上映期間中は展示を続ける予定。
岡谷スカラ座は、諏訪シネマズの認定証や映画の台本、出演した神木さんや浜辺さんらのサイン、山崎監督のサイン入りポスターなどを展示している。
東宝によると、今月3日から3日間の観客動員数は64万人を突破し、興行収入は10億4千万円を超えた。地元でのロケがなかった2016年公開の庵野秀明総監督による「シン・ゴジラ」の観客動員数を1割余り上回る。地元の岡谷スカラ座も出だしは好調で、シン・ゴジラの動員数より2割程度多いという。
スカラ座の松下京一支配人(42)は「地元ロケ作品ということで多くの注目が集まっている。(スタンプラリーなど)タイアップの効果もあり、これからの盛り上がりにも期待したい」と話している。