Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング27位。昇格逃すも収益アップ? タイトルを手にした地方クラブ
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。 ※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
27位:ヴァンフォーレ甲府(130) 2023リーグ戦成績:8位(J2) 2023リーグ戦平均入場者数:7485人(28位) 2023シーズンホームグロウン人数:5人(23位タイ) 2022年度営業収益:約15億6400万円(32位) ヴァンフォーレ甲府は天皇杯優勝により出場権を獲得したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行しながらJ1昇格を目指したが、最終節でモンテディオ山形に敗れてJ1昇格プレーオフ進出を逃した。それでも、ACLではグループ首位通過を果たすという快挙を達成している。 営業収益は2020年度、21年度と12億円程度だったが、昨年度は15億円を超えた。今季のホームグロウン選手は5人と多くないが、山内康太や小林岩魚、内藤大和はアカデミー出身で現在はトップチームに在籍している。 今季のリーグ戦における平均入場者数は7485人。国立競技場で開催されたACLはグループステージ3試合すべてで1万人以上を動員したが、リーグ戦では1万人を切る試合も少なくなかった。2007シーズンから17シーズンはコンスタントに平均で1万人を超えていたが、以降は減少傾向にある。
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