中国の紫金鉱業、今年のリチウム生産目標未達の見通し－価格低迷続く
（ブルームバーグ）： 中国の資源大手でリチウム探鉱に積極的に投資している紫金鉱業集団は供給過剰により価格低迷が続いているため、今年のリチウムの生産目標を達成できないとの見通しを示した。
紫金鉱業は26日、投資家に対し、同社の今年のリチウム生産は目標の２万5000トンに届かない見通しだと説明。リチウム業界が供給過剰に苦しむ中、プロジェクトの委託と構築のペースを管理していくとした。同社は23日の香港証券取引所への提出文書で、１－６月期の純利益が前年同期比46％増加したと明らかにしていた。
紫金鉱業は現在、中国とアルゼンチン、コンゴ民主共和国でリチウムの探鉱に投資している。価格の急落を受け、同社は今年５月、来年のリチウムの生産目標を２万トン引き下げ、10万トンとした。
同社は決算報告書で、リチウムの供給過剰は当面続く見込みだが、価格低迷が需給バランスの再調整を加速させる可能性があると指摘した。
原題：Zijin to Miss Lithium Output Target and Control Pace of Projects（抜粋）
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