AKB48 17期生布袋百椛(ほてい・もか)「昇格発表、私の名前は呼ばれないんじゃないかと思ってました」【連載 なんで令和にAKB48?】
――それから劇場公演デビューに向けて本格的なレッスンが始まります。 布袋 ダンスは小さい頃にフラダンスをやっていた程度で、アイドルのダンスって全然違うから難しかったです。振り覚えも良くなくて、めちゃめちゃ苦労しました。 ――劇場デビューする頃にはもう泣いたりせず。 布袋 いや、まだまだ泣いてました(笑)。 ――もうイベントでお客さんとも会ってるのに。 布袋 本番前のゲネプロ(通しリハ)がうまくいかなかったんです。注意されて、それで泣いて。でも、本番はすっごい楽しかった記憶があります。 ――人前に出るのは苦手と言ってたけど。 布袋 でも自分を好きでいてくれて、応援してくれる機会って、なかなかないじゃないですか。アイドルはずっと憧れだったし、ファンの方がペンライトを振ってくれるのも、すごい嬉しかったです。 ■昇格後の振り入れがAKB48に入って一番大変でした ――今年3月に行われた春のコンサートで研究生から正規メンバーに昇格しました。 布袋 正直、昇格する自信はなかったです。自分たちの公演には出てたけど、先輩たちの公演に出てなかったし。パフォーマンスも歌も全然納得してなくて、うまくできないなと思っていたので、昇格発表のときはすごい怯えてました。 ーーそこまで!? 布袋 私の名前を呼ばれないんじゃないかって。そのときの写真があるんですけど、すごい顔がこわばっていて。他のメンバーが呼ばれているときも何も聞こえなくて。自分の名前が呼ばれて、やっと生き返りました。 ――昇格して良かったなって思うことは? 布袋 先輩とお仕事を一緒にする機会が増えたなとは思うんですけど、チーム制がなくなっちゃったので、そんなに変わらないかなとも思います。 ――加入して一番楽しかったことは? 布袋 すごく印象に残ってるのは、加入させていただいて初めてのコンサートです。 ――2022年の10月にやって武道館コンサートですね。 布袋 それまで同期としか活動したことがなくて、そこで初めて先輩と一緒にレッスンをしたり、リハを見学させていただいたり、先輩の姿を見てすごい感動した記憶があります。オーラもそうですし、振りが揃ってるところもすごくて。そのときはまだチームごとに分かれていたので、それぞれのチームの雰囲気を見てすごい憧れました。 ――先輩で誰かいいなと思いました? 布袋 そこで岡部麟(卒業生)さんにハマったんです。声は可愛らしいけど、パフォーマンスがすごいかっこよくて、ギャップにやられました。私は可愛い系の曲をやることが多いんですけど、いつかかっこいい曲もやれたらいいなって。そして、そういうギャップを好きになってくれる後輩ができたらいいなって。 ――それはいいですね。最近のAKB48って見ていてどうですか。 布袋 昇格を記念したツアーで全国をまわらせていただいたんですけど、17、18、19期で一緒にレッスンしたり、わちゃわちゃして。先輩後輩関係なくすごい楽しく活動できたなって。 ――布袋さんはその中だと先輩ですが、ちゃんと先輩らしくできてますか? 布袋 まとめたりするタイプじゃないので、振りがこうだよとか教えたり、わからんないところは一緒に共有したりとか。
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