「カウンター攻撃に優れている」伊紙がGK鈴木彩艶に賛辞、対戦相手のユーヴェには酷評も
30日にアリアンツスタジアムで行われたユヴェントス戦に出場したパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶について、イタリア紙が31日、見解を示した。 鈴木が所属するパルマは30日、チアゴ・モッタ率いる新生ユーヴェと敵地で対戦。2度にわたってリードを奪った後、2-2と引き分けた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、アリアンツスタジアムで開始直後に先制点をマークし、試合終了間際には、ゴールライン手前で鈴木のミスを救う活躍を見せた主将のDFエンリコ・デルプラートに、両チームを通じた最高評価となる「7.5」と採点して絶賛したが、鈴木にも及第点を与えている。 同紙は「(ウェストン)マッケニーに対して反射的だった。(フランシスコ)コンセイソンに対しては、コーナーへと逃れた」と鈴木のセーブを評価。一方で「(ケナン)ユルディズのクロスに対して、最高に良い飛び出しではなかった」と課題を指摘した。それでも「カウンター攻撃を仕掛けるのに優れている」と攻撃での貢献に賛辞を贈った。 またイタリア紙『リーベロ』も、鈴木のパフォーマンスを合格点の「6」と評価。2失点を記録したものの、「マークのついていない選手からシュートを受けた。守備陣が彼を全く助けていなかった」と分析し、失点はパルマの守備全体の問題であると擁護した。 ユーヴェのおひざ元のトリノに拠点を置くイタリア紙『トゥットスポルト』は、地元チームを酷評。「モッタ、これではダメだ」と指揮官に苦言を呈したほか、「ダニーロは大惨事」などとつづっている。イタリア紙『イル・ジョルナーレ』もまた、ユーヴェについて、「パルマが魔女を見させた。守備のないユーヴェにブーイング。(今節で勝利した上位勢)ナポリとインテルが呼んでいたが、ユーヴェは答えなかった」などと皮肉を述べている。