数量少なく高値傾向 リンゴ取引最盛期 青森・南部町営市場
南部町営地方卸売市場でリンゴの取引が最盛期を迎えている。生産者や市場関係者によると、主力のサンふじなどが高糖度に仕上がっている。昨年に続き数量はやや少なく、高値傾向という。26日は青森県りんご品評会(県りんご協会主催)県南地区出品分の競売も行った。仲卸業者落札分の一部は、12月1日に同市場などで開く「なんぶりんご市」で販売する見込み。 同地区品評会は、2団体48個人が参加。サンふじや王林など1箱32玉(約10キロ)の形状や色付きなどを総合的に審査した。第1席に輝いた同町の正寿寺支会と、留目力さん(町わい化研究会)分は今後、弘前市で行われる津軽地区品評会に出品する。 協会は「台風被害はなかったが、さびや変形果が多く、管理に苦労した年だった」と評した。 2席以下は競りに掛けられ、価格はサンふじ1万3千~6千円。通常出荷分の同品種(20キロ)は1万6千~1500円、中値5500円だった。 なんぶりんご市は同市場のほか、町民体育館前でも開かれる。時間は午前9時から午後2時まで。
デーリー東北新聞社