ヤマハの電動モデルの新拠点「Yamaha E-Ride Base」 なぜ横浜が選ばれたのか
Yamaha E-Ride Baseは電動アシスト自転車、またはE-Bikeのパイオニアとしてお客様と一緒に今後アップデートのためのリサーチの場所として使っていきたいと考えています。 ヤマハの電動ハイブリッド自転車は1993年に世界初のアシストシステム搭載車として登場しました。同モデルは日本市場から導入されましたが、当時は今のように電動アシスト自転車に関する法律も無かったため、法律を作ることに参加し、提案することからスタートしています。
現在は発売から30年経ちましたが、電動アシスト自転車市場という見方をすると、特に日本においては原付バイクの減少をカバーするように電動アシスト自転車が市場を伸ばしています。 トータルで見ると、近距離コミューターにおける日本の需要というのは原付バイクと電動アシスト自転車を合わせると若干増えている傾向にあります。 現在では電動アシスト自転車も、お子様を載せられるモデルからマウンテンバイク、グラベルロードを走るまでとラインナップも幅広いジャンルにおよんでいますが、ヤマハの得意とする“スポーツ”により注力したいと考えています。
また、我々は静岡県の磐田に本社を構えていますが、Yamaha E-Ride Baseを設けるうえで電動アシスト自転車の需要が高い地域、もしくは電動アシスト自転車の利用価値が高い場所と考えた場合に、横浜は坂も多いため最適な場所であると思っています。 これまでヤマハとして運営しているショールームは、本社にある企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」のみでしたがYamaha E-Ride Baseは磐田以外では初のショールームになります。 Yamaha E-Ride Baseを通してヤマハのことを知っていただき、ファンになっていただきたいと考えています。
加えて、横浜市は「まもる」「はしる」「とめる」「いかす」の4つのテーマに基づく自転車活用推進計画を行っており、そうしたことも横浜に拠点をおいた理由のひとつとなっています。 これまで、子供も乗せられる便利な乗り物として支持を受けてきたヤマハの電動アシスト自転車ですが、今後はこれを“楽しい乗り物”としてアップデートしていきたいと思っています。 ユーザーの皆さんと新しい交流が生まれ、新しい文化・製品が生まれることに期待したいです」。 ※ ※ ※ 市場を伸ばし続ける電動アシスト自転車のパイオニアであるヤマハ。Yamaha E-Ride Baseでのコミュニケーションがどのようにフィードバックされていくのか注目したいところです。
バイクのニュース編集部