報酬に1．5億円、カジノ賭け金資金洗浄疑い…大阪府警3人逮捕
海外のオンラインカジノの賭け金約49億円を合法な事業の収益と装って資金洗浄（マネーロンダリング）したとして、大阪府警は12日、会社役員（41）（大阪市西区）ら男女3人を組織犯罪処罰法違反（犯罪収益等仮装）容疑で逮捕したと発表した。3人はカジノの運営業者側から報酬として約1億5000万円を得ていたという。 国内では競馬などの公営ギャンブル以外の賭博行為は禁じられており、海外で運営されるオンラインカジノの利用も違法になる。
他に逮捕されたのは、会社役員の男（40）（大阪府高槻市）、会社役員の女（40）（大阪市西区）両容疑者。3人の逮捕は11日付。 発表では、3人は2022年3月～23年6月、海外に拠点がある日本人向けオンラインカジノ「ユースカジノ」の賭け金約49億円を正規の業務による収益と装い、利用者約1万人から3人が管理する会社の口座に振り込ませた疑い。府警は3人の認否を明らかにしていない。 府警によると、3人はカジノ運営業者から賭け金の収納などを請け負い、利益の1・5～2％を報酬として受け取っていたという。府警は、カジノの運営にも海外在住の別の日本人が関わっていたとみている。
