ロシアでまた“不審死”――政権批判の高級官僚「私たちは皆人質」「アブラムシのようにつぶされる」 侵攻後に39人...共通点は?
■廣瀬教授の見方は?...「国内は複雑」
有働キャスター 「政権を批判したことで狙われた、ということですかね?」 小野委員 「あくまで不審死ですから、何があったかは分かりません。これらの死とプーチン政権を結びつける証拠もありません。ただ、こうした大富豪は資金面で政権を支えてきました。その人たちが離れていってはプーチン政権は困ります」 「ロシア政治に詳しい慶応義塾大学の廣瀬陽子教授は『政権側があえて不審死に見せかけて、離れるなよと脅しにしていることもあり得る。ただ、政権側の関与に見せかけた、全く別の目的での殺人もあり得る。国内は複雑です』と指摘しています」 落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 「ロシアのこの手の話は戦争が始まる前もあったし、戦争が始まった頃から多くありましたから、今回のことも驚きはしませんでした」 「インドで亡くなった大富豪のニュースは海外の報道で見て気になってはいましたが、政権や有力者に忖度して生きているのは、どの国も変わらないことなのではないでしょうか」 有働キャスター 「『おかしい』『不審だ』と気軽に言えない国は生きづらいだろうなと、私たちからすると想像し難いのですが、このように情報も出てきています。いつまでこんなやり方を続けられるのでしょうか」 (5月23日『news zero』より)