【開幕特集】J1王者として今季に臨む神戸…昨季リーグ最多タイ22得点の“絶対的エース”大迫勇也がチームを更なる高みへ導く | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
昨季は、強度や切り替えといったサッカーの本質に原点回帰し、シーズンを通して安定した戦いぶりを続けた。最終的にクラブ創設30周年という節目を前に悲願のJ1王者に輝くという最高の幕切れとなった。 昨年度王者として臨む今季、リーグ連覇を目指すだけでなく、アジアチャンピオンも視野に入れ、井手口陽介、宮代大聖、岩波拓也ら即戦力を獲得した。就任3シーズン目に入る吉田孝行監督の下で迎える今季、各ポジションの選手層が拡充した豪華な陣容でリーグ連覇に挑む。
注目選手紹介:大迫 勇也
生年月日:1990年5月18日(33歳) 昨季成績:34試合22得点 リーグ全試合に出場した昨季は、絶対的な神戸のエースとしてリーグ最多タイの22得点をマーク。自身初のJ1得点王に輝いた男が優勝の立役者だったことは言うまでもない。 神戸での4シーズン目に突入する今季、開幕前には26年まで契約延長することを発表し、更なる高みへ引っ張っていかなければいけないという意味での責任も大きい。昨季以上の結果を残し、改めて日本に、そしてアジアに、”ハンパない”ことを示したい。
注目選手紹介:山口 蛍
生年月日:1990年10月6日(33歳) 昨季成績:32試合4得点 主将のアンドレス・イニエスタが退団した昨季、その後は試合でキャプテンマークを巻いてリーダーとしてチームを牽引し、リーグ制覇に貢献。ハイプレスを軸としたチームの戦術の中で、中盤でフィルター役を担い、高強度をもたらしているキーマンだった。 神戸での6シーズン目となる今季は、キャプテンに就任し、正式にチームを引っ張る立場となった。また神戸加入後、着用してきた「5」番から「96」番に変更。心機一転、背番号を新たにした神戸の新リーダーが連覇へと導く。
注目選手紹介:井手口 陽介
生年月日:1996年8月23日(27歳) 昨季成績:21試合0得点 今オフの目玉だ。 セルティックからアビスパ福岡に期限付き移籍でやってきた昨季、序盤戦は怪我での離脱が続いたが、シーズン途中にスタメンに定着。クラブ初のJリーグYBCルヴァンカップ制覇に貢献し、中盤で替えが効かない活躍を見せた。 神戸に完全移籍で加入した今季、同じボランチの齊藤未月が大怪我で長期離脱しているチーム事情も重なって、この男にかかる期待は大きい。チャンピオンチームに、もうワンランク上の高強度をもたらすピースとなれるか注目だ。