道東最大級バードフェス 釧路で初開催
北海道の阿寒国際ツルセンター(釧路市阿寒町上阿寒23、河瀬幸館長)は29日~7月7日の9日間、グリーンシーズンとしては道東最大級の野鳥イベント「阿寒バードフェスティバル2024」を初めて開催する。期間中は早朝バードウオッチングや各種体験会などさまざまなイベントを用意しており、同センターでは多くの来場を呼び掛けている。 同センター敷地内のビオトープ(生物生活空間)で、130種類以上の野鳥を観察してきた河瀬館長の「コンパクトなフィールドで多くの野鳥を観察できるという魅力を発信したい」との思いに加え、釧路地域における観光資源としての野鳥を広くPRしようと企画した。 期間中は、6月29、30日、7月6、7日の4回、それぞれ午前6時30分から、河瀬館長がガイドを務める「早朝バードウォッチング」(参加料1000円、各回定員10人)をはじめ、30日午前10時からは自然写真家山本光一さんによる「シマエナガ講演会&3Dキット色塗り体験」(同2000円、同20人)を開催。7月6日午前10時から「阿寒の鳥の解剖見学」(同無料、同20人)、同7日午前10時から「タンチョウのえさ採り&えさやり見学」(同無料、同15人)を行う。 このほか期間中は毎日、ビオトープ内を散策しながら野鳥の観察数を競うコンテスト「バードソン」(同1000円)を実施。参加者全員にピンバッジ、上位10人にシマエナガグッズをプレゼントするほか、抽選で1人にアウトドアグッズが当たる。 河瀬館長は「初めての試みだが、これから毎年続けて少しずつ磨き上げていきたい。阿寒といえばバードフェスと呼ばれるような内容にしていければ」と話している。 各イベントへの参加は、2日前までに電話や同センターのSNSを通じて電子メールなどで申し込む。イベント参加料に加え、別途入館料(大人480円、小中学生250円)が必要。問い合わせは同センター0154(66)4011へ。
釧路新聞