岡山県知事選で投票用紙交付ミス 井原市選管、不在者を期日前に 有効票扱い
岡山県井原市の市選管は16日、市役所(同市井原町)に設けた県知事選の期日前投票所で、本来なら不在者投票となる18歳未満の男性に、期日前投票の投票用紙を交付するミスがあったと発表した。投票用紙を特定できないため、有効票として扱う。 市によると、男性は投票日までに18歳となるが、市役所を訪れた14日時点では17歳で、投票日当日に開票される不在者投票しかできなかった。担当者が入場券を読み取った際「18歳未満のため、不在者投票の受付をしてください」とのメッセージを見落とし、投票用紙を交付した。次の有権者が訪れた際、男性の投票が登録できていないことに気付き、発覚した。 市選管は「市民の信頼を損ない、申し訳ない。細心の注意を払うよう従事者に改めて徹底する」としている。