競輪選手が“コーヒー”にハマる理由 ダイエット、癒やし、35歳トップスターは相手の性格観察「飲んでいる反応とか」
勝負の世界に生きる競輪選手たちが、コーヒーについて語ることがあります。
3月22日のnetkeirinで、取手競輪「ウィナーズカップ(G2)」で茨城支部選手会ブースを訪れたアオケイ・宮本記者は、コーヒーを振る舞う吉田元輝(37歳・茨城=100期)の言葉を紹介しています。 「選手はコーヒーが好きな人が多い。選手たちは開催中お酒を飲むことができないし、その中で嗜好品としてコーヒーを飲んでリラックス。自分が趣味でやっていて、使っている道具を持ってきました」(3月22日、netkeirinニュース面)
1杯100円からのチャリティーコーヒーに腕を振るう、笑顔の吉田を伝えていました。 選手たちのコーヒーに向ける思いはさまざまです。ひとときの癒やし、ダイエット、人間関係づくり、トレーニングのメリハリのため...。過去にnetkeirinで取り上げた、競輪選手とコーヒーをめぐる記事を振り返ってみましょう。
ブラックコーヒーで痩せる
ブラックコーヒーで10キロ以上の減量に成功した選手がいます。2023年11月8日に開幕した松戸競輪でチャレンジ準決勝に進出した赤井学(50歳・千葉=77期)は、最近痩せた理由について記者から質問を受けました。そこで明かしたのが独自のメソッド「赤井式ダイエット方法」です。 「別に痩せようと思って始めたわけじゃないけど、MAX92キロあったのが78キロまで落ちた。今は78~81キロくらいをキープしていますよ」(2023年11月9日、netkeirinニュース面) 赤井のダイエット方法は食前と食後にブラックコーヒーを飲み、筋力や持久力アップのトレーニングを行うことです。「下半身を鍛えると代謝が上がる」と述べ、食事はトレーニングを始める1時間前くらいが最適であると説明。「ウエイトをしてからガッツリ食べること」は避けるべきで、「プロテインを飲むくらいならいい」とも語りました。
タスク完了を告げるコーヒー
競輪界で“日本一のマーク屋”として知られる佐藤慎太郎(47歳・福島=78期)。かつて、連載コラムでトレーニングメニューを公開し、そのなかでもコーヒーが登場したことがあります。 「寝ている間に摂れなかった栄養もサプリですぐに補うようにして、1日を全力で過ごすための準備を怠らない。オレの場合、朝飯は少なめにしていて、糖質とタンパク質、ビタミンをバランス良く摂るようにしている」(2021年7月23日、netkeirinコラム面) 朝食のメニューはベーグル1個、フルーツ、サプリ、そして1杯のコーヒー。控えめな朝食で糖質とタンパク質、ビタミンをバランスよく摂取することを心がけます。午前中はウエートトレーニングを実施し、昼食後には昼寝をして休息。 目覚めのタイミングで、再びコーヒーが登場します。1日のスケジュールでペースを生み出す時間管理術の一環としてコーヒーを活用しているように見えます。