図解「礼儀正しい人」と「無礼な人」の決定的な差 無礼な人から自分を守る最大の方法とは?
誰かに無礼な態度を取ること、取られることを「自己完結的」な体験だと思っている人は多い。直接、やりとりをした当事者どうしで完結することだと思っている人が多いのだ。しかし、実際には無礼さはウイルスのように人から人へと伝染していくという。 『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』では、無礼さがもたらす損害と反対に礼儀正しさがもたらす好影響について解説してる。 【図解】「礼儀正しさ」がもたらす3つのメリット 名著からベストセラーまでやさしく読み解くブックガイド『「思考法」の必読書50冊、1冊で図解してみた』を上梓した鈴木博毅氏が、今回はそんな『Think CIVILITY』を紹介します。
■礼儀正しさは「道徳的にいい」というだけではない 「礼儀正しくあれと言われるけど、どんなメリットがあるの?」 「周りの無礼な人に困っている。どうしたら自分を守ることができるの?」 こうした悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか? 私がそうした人におすすめしたい書籍が『Think CIVILITY』です。本書で解説されている思考法を活用すれば、あなたをより一流の人間に近づけ、また無礼な人間から身を守ることができるようになるでしょう。
本書のポイントを3つにまとめて、図解していきたいと思います。 ①「礼儀正しさ」が好影響をもたらす一方で、無礼さは損害を与えている ②無礼は無礼を生み、礼節は礼節を生む 無礼さはウイルスのように人から人へと伝染していきます。その後、関わった人たちすべてに悪影響を与え、人生を悪い方に導くことになります。誰も気づかないうちに、無礼さの影響は社内全体に広がり、すべての人をより不親切に、より不寛容にし、すべての人の元気や楽しさを奪います。
③「成功の自覚」が無礼さに対抗する最大の防御法 無礼な態度のネガティブな影響を乗り越えるために最も重要なのは、「自分は成功している」と思えることです。そう思える人は健康で、何かあっても回復が早く、また仕事への集中力が途切れにくいです。 ■「新しい思考法」で心身を守る 優れた思考法は、問題解決のための新しい道を教えてくれます。また、目の前の壁を打ち破るような効果を持つときさえあります。 「礼儀正しさ」を身につけることは、道徳的に正しいだけではなく、様々なメリットを享受できます。無礼さに対しては、「成功を自覚」することで対処できるはずです。
鈴木 博毅 :ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント