『フレンズ』マシュー・ペリーさんの死を当局が捜査

　2023年10月に54歳でこの世を去った、人気ドラマ『フレンズ』のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリーさん。亡くなってから半年経つが、ロサンゼルス警察と麻薬取締局が合同捜査をしていることが分かった。 【写真】マシューさんの訃報うけジェニファー、リサ、デヴィッドがシェアした写真 　マシューさんは10月28日にロサンゼルスの自宅のジャグジーで溺れているところを発見され、午後4時頃、駆け付けた救急により死亡が確認された。その後ロサンゼルス郡検視官事務所の調査により、ケタミンの急性作用が死因と特定されていた。 　当時明らかになった毒性学報告書によれば、溺水や虚血性心疾患、オピオイド依存症の治療に使われるブプレノルフィンの影響も死亡の一因になったとしている。ケタミンの具体的な摂取方法は明らかになっていないが、検視官事務所では事故死と結論づけた。 　マシューさんは亡くなる前、不安やうつの治療のため、ケタミンを適量摂取する治療を行っていたようだ。毒性学報告書には、「遺体の血液検体から高濃度のケタミンが検出された」とあり、心血管系の過剰刺激と呼吸抑制障害が、直接の死因だとしている。 　しかしJustJaredによれば、ロサンゼルス警察と麻薬取締局では、マシューさんがこれほど大量の薬物を摂取した経緯について、捜査を行っているようだ。検死解剖結果には、「ケタミンの半減期は3～4時間以下であり、死亡時に彼の体内で認められたケタミンは治療によるものではありません」と書かれているそうだ。