ハミルトン、新車W15は”戦えるクルマ”だと確信「最初の予選は酷かったけど、レッドブルを追いかけていける」
メルセデスは、ジョージ・ラッセルがF1開幕戦バーレーンGP予選で3番手を獲得するなど速さを見せた。一方でチームメイトのルイス・ハミルトンは、セットアップ変更が予選ペースに影響し、9番手に終わった。 【リザルト】F1開幕戦バーレーンGP:予選結果 しかしハミルトンは、土曜日の決勝に向けてマシンのポテンシャルを楽観視している。 「とてもタフな予選だった」 そうハミルトンは振り返った。 「みんながこんなに接近しているのを見るのは驚きだ。ジョージのポジションは、ファクトリーでみんながどれだけ素晴らしい仕事をしているかを証明していると思う」 「僕は今日、セットアップを変更したので、それを活かすことができなかった。この2年間、クルマにやってこなかったことをしたんだ」 「それがうまくいくことを願っていた。僕はそれにこだわったんだ。そうだね、ドライブしていて良くなかったよ」 昨年のマシンW14が期待されていたような進歩を遂げていなかったことが明らかとなった12ヵ月前と比べてどう感じたかと聞くと、彼はポテンシャルがあっただけに悔しい予選だったと振り返った。 「つまり、この瞬間は、うう……!」 「最初の予選がこんなに悪いなんて……今日のために多くの準備をしてきたのに、その通りにいかなかった」 「それがレースなんだ。でも、シーズンという意味では、僕たちが戦える可能性のあるパッケージを持っているということは、本当に喜ばしいことだよ」 ハミルトンは、今シーズンを戦う上で良い出発点に立っていると断言している。 「マシンは本当に素晴らしいよ。本当にこれまでより大きな進歩を遂げている。かなり安定しているし、ドライブしていて楽しい」 「見ての通り、まだやるべきことはある。でも、ジョージがレッドブルからコンマ3秒……マックスからコンマ3秒差なんて信じられない。可能性を示しているよ」 「僕たちはパフォーマンスを上げ続けなければならない。ここが我々のプラットフォームなら、残りのシーズンも間違いなく追いかけることができるはずだ」 メルセデスのトト・ウルフ代表は、チームが今季はこれまでとは異なるアプローチを取ったと語った。 「ある意味、我々は8回勝って(コンストラクターズタイトルを獲って)いるという意識を捨てた。『なぜそれを今やらないんだ?』と考えるんだ」 「我々はシンプルに負け犬であり、2年連続で間違えた」 「そして今、より自分たちの好みに合ったマシンを手に入れた。これからそれを作り上げていこう。そうなると確信している」