4月の衆議院補欠選挙で、政治団体「つばさの党」がほかの陣営の選挙活動を妨害したとされる事件で、警視庁は先ほど、代表ら3人を別の陣営の演説を妨害したなどの疑いで再逮捕しました。逮捕は3回目です。 【写真を見る】「つばさの党」代表らを3回目の逮捕　維新の会・金沢結衣氏の演説を妨害したなどの疑い 公職選挙法違反の疑いで再逮捕されたのは、政治団体「つばさの党」▼代表の黒川敦彦容疑者（45）と、▼幹事長の根本良輔容疑者（30）、▼幹部の杉田勇人容疑者（39）の3人です。 3人は衆議院東京15区補欠選挙の告示から3日後の4月19日、出馬していた▼参政党の吉川里奈氏の陣営と、▼立憲民主党の酒井菜摘氏の陣営の選挙カーをそれぞれおよそ10分間、3～4キロにわたって執拗に追尾し、交通の便を妨げた疑いがもたれています。 また、4月25日には日本維新の会の金沢結衣氏の演説を妨害した疑いももたれています。 警視庁によりますと、3人は金沢氏の演説で太鼓をたたきながらガードレールに上り、選挙カーの上にいた金沢氏にバチを突き付けるなどして演説を妨害したということです。 3人はこれまでに無所属の乙武洋匡氏や立憲民主党・酒井菜摘氏の選挙活動を妨害したとして逮捕されていて、これで3回目の逮捕となります。 黒川容疑者は現在勾留中ですが、7月7日に投開票が行われる東京都知事選に立候補しています。