【福岡ボート(サマータイム)西スポ杯】眞鳥章太 地元エリアで勝負
<6日・福岡ボート・3日目> ベストではないがベターな結果で終わらせた。眞鳥章太(28)=長崎=は絶好枠に配された3日目6Rで、3コース馬場剛のツケマイは防ぎ切ったが金児隆太に差しを許して2着。白星を挙げられなかったが、大敗もあり得る隊形だっただけに、8ポイントを奪取できたのは上々の首尾だ。 機力も悪くない。3日目の一戦は、「回転不足で押しがなかった」とイマイチだったが、これでペラ調整の正解値が見えたのも確か。「合えば行き足はしっかりしているし、伸びも最初と比べたらだいぶいい」。終盤に向け着々と準備は整いつつある。 現在勝率(昨年11月~)は5.28で前検入りしたが、3日目の時点で準優当確を決めた今節の活躍で勝率は5.36まで上昇。悲願のA級昇格がハッキリ見えるほどに視野に入ってきた。「あまり意識しないようにしているけど、やっぱりなれるのならなりたい。今節が勝負だと思う」 それもそのはず、今期の残りのあっせんは当地と鳴門。地元エリアの今節であらかた勝負を決めておきたいところだ。「福岡には最近は兄の康太ばっかり来ているけど、福岡は結構好きな水面なんで僕が来たかったぐらい。ここで勝率を上げたい」。夫人の西岡成美は既にA級の常連。肩を並べるチャンスを逃がすわけにはいかない。(森 大輔)