日本がフルセットの激闘制してドイツを下す 苦しめられるも執念のつなぎで勝機生み出す 殊勲の西田「僕たちもハラハラ」
「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-2ドイツ」(5日、西日本総合展示場) 【写真】石川祐希の神レシーブ!!スタンドギリギリ 観客も口開け、目がまん丸 日本はフルセットの末にドイツを下し、通算成績を5勝1敗とした。 異様な盛り上がりに包まれた中、先に10点を奪った日本。懸命にレシーブでつないでチャンスを生み出すと、高橋藍が打点の高いスパイクを突き刺した。さらに石川の強烈なサービスエースなど連続ポイントでドイツを押し切った。 この日はいきなり高橋藍の強烈なバックアタックで幕が開けると、序盤は点の取り合いとなった。それでも日本が連続ポイントで突き放すとドイツはたまらずタイムアウトをとった。 その後、10-10のタイに持ち込まれ、再び接戦となったが、主将の石川が鮮やかなフェイント、厳しい態勢からブロックアウトを奪うなど剛柔自在のアタックで得点を重ねた。さらにスタンドギリギリの位置までボールを追ってレシーブし、得点に繋げる好守など獅子奮迅の活躍で第1セットを奪った。 しかし第2セットはドイツの強烈なサーブ、そして高いブロックに苦しめられて落とした。第3セットも連取された。それでも西田が強烈なスパイクを決めるなど第4セットを奪い返し、最終セットも押し切った。 西田は「シンプルな考えで役割を全うできたのはよかった」と語り、「こういう展開にならないようにしっかりと練習して。みなさんハラハラしたと思いますけど、僕たちもハラハラしてました。でも勝ちました」と場内の笑いを呼んでいた。