<市川美織>“ルーツ”求めて真冬の北海道へ 「どうせやるなら」と雪山で“ほぼ水着” 2nd写真集「果汁29%」の思い出
◇“果汁100%”にはまだ遠いけれど、成長過程にある今の私
吹雪の日に雪山(スキー場)で、雪景色をバックに撮影もした。
「すごく可愛いニットの水着みたいな衣装があって、雪の中、真っ白な場所でこれを着たら、めっちゃ可愛いよねって思ってしまったんですね。でも、雪山に“ほぼ水着”でいくようなものなので、『無理しなくていいよ』とも言われたのですが、どうせやるなら寒さなんてどうでもいいってなり、魂を込めて撮影に挑みました。でも、そのおかげで透明感のある、自分でもすてきと思える姿を撮ってもらえてうれしかったですし、その寒さに耐えた一枚はぜひ皆さんに見てほしいです」
改めて写真集タイトルの「果汁29%」に込められた思いも聞いた。「フレッシュレモンになりたいのー!」とのキャッチフレーズでおなじみの市川さんを語る上では欠かせない“レモン”とも関係しているように思えるが……。
「今回、自分の生まれのルーツである雪や、アルバムのような写真集を目指したので、その中でもオリジナリティーというものをタイトルで表すことができないかなと思って、私から提案させていただきました。今の自分を象徴する『レモン』は捨てたくはなかったので、『レモン』もしくは『フレッシュ』という言葉を入れるのもありかなと思ったりもしたのですが、それはそれでちょっとありきたり。だから、そこはあえて伏せる形で、“果汁何%のジュース”みたいな感じで今の自分を表現しようと。『29』は撮影時期が29歳だったので、自分のラスト20代という意味もありますし、100%にはまだ遠いけれど、成長過程にある今の私をぜひ見てほしいなって。完璧じゃないってところを含めて伝わればいいなって思っています」