パラ柔道金メダル瀬戸勇次郎が念願ソフトバンク戦セレモニアルピッチでストライク「ボールと人の違いはありますが…」粋な説明
◆ソフトバンク―オリックス(30日、みずほペイペイドーム) パリ・パラリンピック柔道男子73キロ級(弱視)で金メダルを獲得した瀬戸勇次郎(24)=九星飲料工業、福岡県糸島市出身=がセレモニアルピッチに登場した。 ■デビュー前夜、高まる期待が重なり合って…【写真】 柔道着姿で登場。今宮健太選手から花束を贈られ、金メダルを祝福された。そして裸足でマウンドに上がると捕手の今宮にノーバウンドのストライク。見事な投球で大観衆を沸かせた。 大のソフトバンクファンで、かねて始球式を熱望していた。「みずほペイペイドームのフィールドに立つのは初めて。芝の感触が思った以上に心地よかったです。子どものころから応援している今宮選手に『おめでとうございます』と声をかけられて…もう十分です」と感激。野球の競技経験はなく、家族や友人とキャッチボールをしたくらいだが、見事な投球に「ボールと人の違いはありますが〝投げ〟続けてきましたからね」と粋な説明で報道陣の笑いを誘った。