日本でもブームが来る!?中古ハイエースをカットした個性派トレーラーは200万円台から!
近年、人気が高まっているキャンピングトレーラーに注目!
日本ではまだキャンピングトレーラーの市民権は確立されているとは言い難いが、それでも定置使用も含めて徐々に市場が拡大している感がある。昨今は住宅の建築費用が高騰している影響もあり、トレーラーホームといったカテゴリーも注目集めている。 【写真を見る】中古ハイエースをカットしたトレーラーは200万円台から。※本文中に写真が表示されない場合はこちらをクリック【12枚】 キャンピングトレーラーの魅力は、自走式キャピングカーと違ってメインテナンスが必要ないこと。もちろん清掃は必要だが、ほぼ買いっぱなしでいい。ただし、ランニングコストはかかる。定置使用でなければ自動車税が約1万円ほどかかるし、当然ながら自賠責保険、車検(2年おき)も必要になる。 それでも、自走式に比べれば動産としての価値が減らないし、ヘッド車を日常生活で普通に使うことができる。加えて、キャブコンなどに比べると居住空間が広く、しかも安価なのである。難の部分と言えば、運転に独特な技術を要することと、駐車場所の確保であろう。 ジャパンキャンピングカーショーの会場でも、年々トレーラーの展示台数が増えており、新たに市場に参入するビルダーも少なくない。今年も、大小様々なトレーラーが飾られたが、中でも2台のモデルに注目が集まった。
男心をギュッと掴む造形美!「ソレックス・トレーラーハウス」のお値段は1884万円なり
そのひとつが、両備ホールディングスが販売する「ソレックス・トレーラーハウス」だ。一見すると「エアストリーム」のような外観だが、その形状や造りには寸部の隙もない。外殻には成型が難しいアルミ材を使ってるというが、大胆なオーバル形状を採用しているのにも関わらず、どこにもシワひとつないのである。 木目調のインテリアも素晴らしい。どこを見てもチリが合っており、素晴らしくエッジが立っている。それでいて、所々に曲線加工がされており、これもまた何の狂いもない造形となっているのである。 これほどモノを一体どこが製造しているのかといぶかしんでいたら、車体を造っているのは航空機製造を行っているテックササキという企業だという。納得である。そして、車内はオンドという大工集団が手がけている。これもまた、納得だ。 日本のもの作りは、昨今水を差されがちだが、このトレーラーを見ると高度な技術に感嘆する。だが、お値段も感嘆ものだ。1884万円なり。車内で生活できる人数が2名くらいと考えれば、トレーラーハウスとしては少々高額だ。だが、この男心をギュッと掴む造形と質感を考えれば、むげに高いとは言えない。 同社スタッフによれば、個人向けというよりは企業向けを考えているようだが、コンドミニアムなどに使うとしても担当者はソロバンをはじいてしまうかもしれない。1500万円以下で購入できるようになれば、個人で購入するユーザーもいると思うだが…。