“大阪都構想”再・再検討へ 大阪維新の会・吉村代表「民主的なプロセス、有権者に確認するプロセスが必要」
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3度目の正直はあるのか。大阪維新の会・吉村洋文代表が都構想の再度検討を表明です。 (吉村洋文氏)「大阪府と大阪市がバラバラにやるのは良くないし(府市が)一つになって成長する姿を僕は本当に夢見ています。大阪都構想の案についてもう一度、大阪維新の会のみなさんと一緒に考えたい」 11月19日行われた地域政党・大阪維新の会の代表選挙。再選を果たした吉村洋文氏が立候補者演説で公約として掲げたのは「大阪都構想の再検討」です。 (大阪維新の会 橋下徹代表 ※2011年当時)「統治機構の在り方を一から見直す。これが政治の役割であり、“大阪維新の会の使命”です」 維新の生みの親・橋下徹氏がかつて打ち出した大阪都構想。政令指定都市の大阪市を解体して、特別区に再編するもので、大阪府・市の二重行政の解消をめざす案でした。 2015年に賛否を問う住民投票を行い、結果は否決。その5年後、松井一郎市長と大阪府知事となった吉村氏が再挑戦しましたが、住民投票の結果、ふたたび否決されました。 (大阪維新の会 吉村洋文代表代行 ※2020年当時)「僕自身が大阪都構想に政治家として挑戦することはもうありません。もうやりきったという思いです」 あれから4年。挑戦することはないと言っていた考えは変わったのでしょうか… (大阪維新の会 吉村洋文代表)「その考え方はまだ変わっていません。大阪維新の会の代表である以上、維新のメンバーと共にあるべき大阪の未来のカタチを考えていくのは普通のことだと思っています」 11月20日の会見で都構想実現に向けてのプロセスを問われると… (大阪維新の会 吉村洋文代表)「民主的な手続きを踏まなければいけないと思っている。選挙なのか住民投票なのか、特定しているわけではないが、きちんとした民主的なプロセス、有権者に確認するプロセスが必要」 吉村代表は半年から1年程度かけて大阪維新の会としての制度案をまとめたいとしています。
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