渋谷で台湾観光PRイベント 2日間で4000人超が来場 被災地・花蓮にエール
(東京中央社)交通部観光署(観光庁)と台湾観光協会が主催する台湾観光PRイベント「2024台遊館 in 渋谷」が13、14日の両日、東京・渋谷の渋谷ヒカリエで開催された。2日間で4000人余りが来場し、台湾の伝統舞踊やグルメ、夜市のゲームなどを楽しんだ。会場に設置されたメッセージコーナーには、3日の地震で被災した東部・花蓮への応援の言葉が多数寄せられた。 イベントには航空会社や台日の旅行会社、ホテル、グルメ、物販など40を超えるブースが集結。台湾の列車模型を組み立てる体験や伝統舞踊「五営将軍」の披露、夜市のゲームの輪投げ遊びなども実施された。 花蓮にエールを送るメッセージコーナーには、「花蓮頑張れ」「地震に負けるな」などの励ましの言葉を書いたハート型のふせんがびっしりと貼り付けられた。「花蓮、加油」(花蓮、頑張れ)と書かれたカードを胸に下げて来場した人の姿もあった。 14日午後には周永暉(しゅうえいき)観光署長(長官)や葉菊蘭(ようきくらん)台湾観光協会会長が会場を訪れ、出展者をねぎらった。今回の訪日で、旅行業者向けの台湾観光アップデートセミナーなどに出席して台湾観光をPRした周氏は「日本側から非常に多くの反響が寄せられた」と手応えを示した。葉氏は日本の人々に対し、落石などの被害を受けた花蓮の景勝地、タロコ(太魯閣)一帯以外の地域は安全だと強調し、安心して台湾に遊びに来てほしいと呼びかけた。 (楊明珠/編集:名切千絵)