“最初で最後”の舞台に涙と笑顔…強豪マーチングバンド部が歴史に幕 郡山女子大学附属高 福島
学園祭がシーズンを迎える中、福島県郡山市の高校でも学園祭が行われ、その舞台ではマーチングバンド部が、最初で最後の演奏会を開きました。演奏に込められていたのは、「感謝の思い」でした。 【写真を見る】“最初で最後”の舞台に涙と笑顔…強豪マーチングバンド部が歴史に幕 郡山女子大学附属高 福島 10月12日、郡山市の郡山女子大学で開かれた大学や附属の高校などによる合同の文化祭「もみじ会」。集まった人たちの心にひときわ響いたのは、郡山女子大学附属高校マーチングバンド部。今年度での休部、事実上の廃部が決まり、文化祭が最初で最後の舞台です。 郡山女子大附属のマーチングバンド部は、36年の歴史を持ち、去年まで全国大会へ何度も出場した強豪で、一時は40人を超える部員が在籍していました。しかし、少子化の影響もあり、今年の部員はわずか8人。今年は人数不足で公式の大会には一度も出場できなかったため、この文化祭が「最初で最後」の晴れ舞台です。 先輩から後輩へとつないできたモットー「全員で気持ちを一つに」。部員のほとんどが、高校から楽器を始めた初心者ですが、地道に練習を重ねてきました。最後に伝えたかったのは「感謝の思い」でした。 松崎由奈部長「顧問の青木先生や、いつも近くで励ましてくれた友だち、足を運んでくれたすべての方々おかげです。心を一つにして活動ができた。7人がサポートしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」 思いを込めた最後の演奏会、やり遂げた部員たちには涙と、笑顔がありました。 13年間部活を指導してきた顧問の青木先生は「あくまで休部なので、復活の日を心待ちにしている」と話していました。
テレビユー福島