創業者の山川秋久さん（左から2人目）、おかみの正子さん（左端）夫妻とディーズプランニングの義元大蔵社長（同3人目）＝6日、那覇市の「おふくろ」

　ステーキチェーン「やっぱりステーキ」を展開するディーズプランニング（義元大蔵社長）は沖縄県那覇市のおでん専門店「おふくろ」を事業承継し、6日に調印式を行った。 【写真】あつあつの沖縄おでん 　「おふくろ」は浦添市で約50年前に開業し、沖縄風おでんと手作りの総菜の食べ放題で観光客にも人気を集めていたが、経営者夫婦が高齢となったため、昨年11月に閉店していた。県事業承継・引継ぎ支援センターのマッチングにより仲介を受けた義元社長が事業を引き継ぐことを決めた。9日にリニューアルオープンする。 　創業者夫妻から、開業以来継ぎ足してきた秘伝のだしや総菜のレシピを教わり、看板や内装もほぼ変えずに経営を引き継ぐ。事業承継を決めた理由について義元社長は「沖縄おでんは沖縄県にとって重要な文化だ。県外、海外に広めていかなくては」と使命感を示した。