侍ジャパン・牧秀悟、大谷封じた〝豪腕〟攻略誓った「甘い球を一発で仕留めることができればいい」
国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で2連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」は、13日にオーストラリアとの1次リーグB組初戦を迎える。12日はバンテリンドームで公式練習を実施。牧秀悟内野手(26)=DeNA=は、2021年に米大リーグで大谷翔平を2打数無安打に封じた相手先発、ルイス・ソープ投手(28)攻略を誓った。 いざ、大会連覇へ。決戦前夜。オーストラリアとの第1戦に向け、侍打線の主軸として期待される牧は打撃、守備練習など最終調整し「非常に楽しみ。あとはやるだけなので、いい準備ができた」と胸を躍らせた。 オーストラリア代表の先発は、米大リーグのツインズでメジャー通算24試合の登板実績がある左腕ソープ。2021年に先発したエンゼルス戦では、大谷翔平を遊飛、遊ゴロで2打数無安打に封じた。映像を確認した牧は「動いたり特長的な球もある。全員で共有して、甘い球を一発で仕留めることができればいい」と攻略を誓った。 前日11日の夜には、全選手参加の決起集会を開いた。集った名古屋市の焼き肉店「KARAKARA総本店」は、昨年3月のWBC開幕直前にもダルビッシュと野手陣で食事会をして世界一。過去にも中日やヤクルト、今季日本一に輝いたDeNAなど決起会を行った年にいずれも頂点に立つ〝パワースポット〟で、乾杯のあいさつをした牧は「より一層、結束できた」とうなずいた。 DeNAで果たした26年ぶりの日本シリーズ制覇から10日。再び始まる頂点を目指す道のりへ、「一回も負けずに最後までいきたい。厳しい試合にはなると思うので、まずは初戦、全員で束になって戦っていきたい」と牧は気合を入れた。(浜浦日向)