【世界のガーデニング】イタリアのクリスマス定番花とプレゼーペ!冬を彩る風物詩が素敵
クリスマスツリーだけじゃない!伝統的なイタリアのオーナメント「プレゼーペ」
イタリアでは、1223年から「プレゼーペ」と呼ばれる人形の模型が、クリスマスの飾りとして愛されてきました。字が読めない庶民のために、聖フランチェスコがイエス生誕の様子を人形にしたのが最初といわれています。 イタリア各地には、現在もプレゼーペを作る工房がたくさん残っています。多くの町で開催されるクリスマスマーケットでも購入が可能。 職人の手になるプレゼーペは非常に高額です。建物の模型は200ユーロ以上することが珍しくなく、人形やパーツも5ユーロから50ユーロするものもあります。 イタリアでは現在も、クリスマスツリーと一緒にプレゼーペを飾る家庭がたくさんあります。 高額であるため、毎年少しずつ買い足していく楽しみもあります。
イタリアと日本で咲き誇る、12月の観葉植物やクリスマスアイテム
イタリアのクリスマスシーズン。 イタリアならではのプレゼーペや、日本でもお馴染みの観葉植物ポインセチアやシクラメンが町中に溢れます。日本と同じ植物が町や家々を飾っていると知ると、遠く離れたイタリアも、なんだかぐっと身近に感じる気がしますね。 美しい風景の中で、ぜひクリスマスならではの風物詩に目を止めてみてください。
井澤 佐知子