タイガースは有望株コルト・キースとの6年契約を発表した（MLB Advanced Media）

　日本時間1月29日、タイガースは有望株コルト・キースと2029年シーズンまでの6年契約を結んだことを発表した。キースは6シーズンで2864万2500ドルを得ることになっており、2030年、2031年、2032年と3シーズン分の球団オプションが付属している。3つのオプションがすべて行使され、なおかつ年俸アップの条件をキースがすべてクリアした場合、9年間の総額は8200万ドルになるという。長期契約を結んだことで、今季開幕戦でのメジャーデビューが濃厚となった。 　現在22歳のキースは2020年ドラフト5巡目（全体132位）指名を受けてプロ入りした強打の内野手。昨季はマイナーAA級とAAA級で合計126試合に出場し、打率.306、27本塁打、101打点、3盗塁、OPS.932の好成績を残した。二塁と三塁を守れるが、マイナーでは三塁手としての出場機会のほうが多い。 　タイガースの発表によると、6年2864万2500ドルの契約の内訳は、契約ボーナスが200万ドル、2024年の年俸が250万ドル、2025年の年俸が350万ドル、2026年と2027年の年俸が400万ドル、2028年と2029年の年俸が500万ドル、2030年の契約は年俸1000万ドルの球団オプション（またはバイアウト264万2500ドル）となっているようだ。2031年は年俸1300万ドルの球団オプション（またはバイアウト100万ドル）、2032年は年俸1500万ドルの球団オプション（またはバイアウト200万ドル）となっており、成績に応じて3年分の球団オプションの金額が上昇する仕組みだ（最大9年8200万ドル）。 　キースは「MLBパイプライン」が発表したばかりのプロスペクト・ランキング全体トップ100で22位にランクイン。タイガースの有望株では13位のマックス・クラークに次ぐ2番目の評価を受けている。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「彼はタイガースの開幕戦で二塁手を務めるだろう」と予想。タイガースは現時点で二塁と三塁のレギュラーが確立されておらず、キースが開幕戦でメジャーデビューする可能性は高そうだ。