【若松ボート(ミッドナイト)一般】日高逸子 不屈の精神で食らい付く
<5日・若松ボート・5日目> 優勝への道はまだつながっている。予選6位で準進2号艇だった日高逸子は、枠なり2コースから臨んだが6着に大敗。「(1号艇)宇野選手の航跡にはまってしまって…」と差せずに流れ、2Mも展開に恵まれなかった。ただ、準進4着以下でも、そのうちの予選上位6人は準優に5、6枠で勝ち上がれるため、準優入りが決定。予選の頑張りがものをいった。 5日目はピストンリングを交換して臨んだ。「(6コースから1着だった)前半はすごくいい足だったのに、準進はそれがどこかに行ってしまった」。とはいえ、前半に整備の効果があったのは確か。 その事実がひと仕事へと気持ちを突き動かす。「また整備します」。機力再上昇を見込んでエンジンに手を加える。さらに、「外枠でも準優に乗れるだけでうれしい。やる気が出てきました」。F3による降級からはい上がり、最近では顔などの大けがも乗り越えた不屈の精神の持ち主は、どこまでも前向き。優出切符を目指して、準優も必死に食らい付く。