キャサリン皇太子妃の医療記録に漏洩の危機 病院スタッフの不正アクセスが発覚
今年初めに入院して腹部の手術を受けたキャサリン皇太子妃。王室は病名や手術内容について発表していない。また手術後、公務を休んで療養を続けているが王室は「全快に向かっている」とコメントしただけで詳しい状況は明かしていない。 【写真】歳を重ねてもブレない美貌!キャサリン妃美貌の進化・18年を振り返り
そのためさまざまな憶測が飛び交っているのだが、そんな中事件が起きた。皇太子妃が入院していたロンドンクリニックのスタッフが皇太子妃の医療記録に不正にアクセスしようとしたという。新聞「ミラー」が報じている。
どのようにアクセスしようとしたかはまだ明らかになっていない。ある関係者は「病院の上層部は不正アクセスが発覚した直後に王室に連絡し、徹底的に調査すると請け合った。信頼していた同僚がこのような信頼と倫理に反する行為に手を染めた可能性に医療スタッフ全員が大きな衝撃を受け、取り乱している」と同紙に話している。この病院はこれまで多くのロイヤルファミリーの治療をしてきたことで有名。今年初めにチャールズ国王が前立腺肥大症の手術を受けたのもこのクリニックである。ちなみに国王の医療記録に対する不正アクセスはなかったという。
ロンドンクリニックのCEOも声明も発表。「クリニックの全員が患者の守秘義務に関して個人的、職業的、倫理的、法的義務を痛感している」とコメント。誇りを持って治療を提供し患者を配慮しているとアピールした後「私たちは患者の情報管理を監視するシステムを導入している。違反があった場合には適切な調査や懲戒措置が取られる。当院には患者や同僚の信頼を故意に裏切る人の居場所はない」。厳しく対処することを表明した。新聞「デイリーメール」によると3人のスタッフが調査を受けているという。
ちなみにイギリスではNHS(国民保健サービス)もしくは民間の医療機関の職員が管理者の同意なしに患者の医療記録にアクセスすることは犯罪。ロンドン警視庁は今回のロンドンクリニックの事件について報告を受けたかどうかはコメントしていない。しかしICO(英国個人情報保護監督機関)は「違反報告を受けた。提供された情報を査定している」と話している。
皇太子妃の健康状態に関する報道は過熱の一途を辿っている。英国王室は今回の事件について「これはロンドンクリニックの問題」と同紙にコメントしているが、ついに犯罪行為まで出てしまったことはイギリス国民にも衝撃を与えているよう。事実が明らかになるのを待ちたい。