【RIZIN】スダリオ剛、再起戦へ「ダラけた試合にはならない」対する加藤久輝も「判定はない」
11月17日(日)ポートメッセなごやにて開催される格闘技イベント『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』の試合前インタビューが15日に行われた。 第9試合の[RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)]に登場するスダリオ剛(27=HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)は「ダラけた試合にはなんない」、相手の加藤久輝(42=ALIVE)も「判定はない」と両者激闘を予感させた。 【動画】スダリオの豪腕フックが炸裂!相手は前のめりにダウン スダリオはRIZINヘビー級の期待を背負うも、23年大晦日は極真王者の上田幹雄にTKO負け。今年6月にはBreakingDownで安保瑠輝也とのキックボクシングルールで延長判定負けを喫しており、今回は落とせないところ。 対する加藤は、大道塾で全日本大会・重量級を5連覇。プロではHEATミドル級王座を獲得すると、Bellatorでも活躍した。近年はK-1で活躍していたが、22年12月に引退を表明。今回はMMAへ電撃復帰し、RIZINには2016年の第1回大会(悠太にKO勝利)以来の出場となる。 インタビューでスダリオは加藤について「ベラトールとか、K-1でも色々経験積んで本当に経験豊富な選手だなと思ってます」とコメント。 試合のテーマを聞かれると「毎年色々言ってもらってますけど、それこそ本当にヘビー級のベルトを作りたいんで、そこに向けてまずこの試合は本当に落とせない。あと11か月ぶりのRIZIN復帰戦なんで、また進化した自分の姿を見てもらえたら」と意気込み、「お互いアグレッシブなんで、多分ダラけた試合にはなんないと思います」と激闘を示唆。 また、6月あたりからJTTでも練習を積んできたスダリオは「なんとなく出来てたものと、なんでこれが出来なかったんだろうっていうのがボヤっとしてて細かいところまで分かってなかったんですけど、立ち技でのポジショニングとか距離感の測り方とか、それが明確に教えてもらえるようになってスパーリングとかでも良い練習出来るようになったんで、そこはすごい良かったです」と手応えを感じている様子。 その上で、今回の試合へ向けて「この試合は単純にまず復帰戦、しっかり相手もベテランの選手なんで。それこそ上田(幹雄)が6月負けたりとかもしてましたし、結局スダリオしかいないよねっていうところを見せたいなと思ってます。自分の存在価値っていうんですかね、それをこの試合で表してから、大晦日もしっかり出てっていうこと考えてます」とここを乗り越えてから大晦日も参戦する意向を示した。 加藤の打撃については「なんか独特な左の伸びとか、なんか独特なものがあるとは思ってます」とし、フィニッシュのイメージを聞かれると「立ちでもグラウンドでもフィニッシュするイメージはしっかりあります」と力を込めた。 一方の加藤は「初めてのヘビー級で減量は全くないんで、あと試合するだけなんで比較的楽です」、「(RIZIN.1以来の参戦に関して)嬉しいですね、名古屋ですし。あとしばらくリングの上で試合してたんで、久々に金網に戻れるのは本当に嬉しくて、すごくワクワクしてる。良いパフォーマンスしたいですね」とコメント。 スダリオについては「まずデカいっすね。身長も体重もだいぶ差があるんで。(身長はスダリオが190cm、加藤が182cm)あと若い。だから、デカい若い重いっていう印象が強いですかね(笑)」としながらも、「僕の方がキャリアが長いですし、もうずっとアメリカでもやってきたし別に恐れることないんで、自分の長所を活かして頑張りたい」と自信をのぞかせる。 そして、「ヘビー級なんでまず判定(決着)はないですね。そもそも僕の戦績には判定勝ちが彼もそうですけど1回しかないんで、さすがに判定なしの決着になると思う」と語った。 果たして最後まで立っているのはどちらになるだろうか、ヘビー級らしいド迫力のファイトを期待したい。