第2次石破内閣、今夜発足 特別国会召集、首相が会見へ
衆院選を受けた第215特別国会が11日召集された。 石破茂首相(自民党総裁)は衆参両院の首相指名選挙で第103代首相に選出され、夜に第2次石破内閣が発足する見通し。首相は記者会見を開き、2024年度補正予算案の年内成立に向け、少数与党として野党の協力を得つつ、政権を運営していく方針を説明する。 首相は首相官邸で記者団に「選挙結果を謙虚に、厳粛に受け止めなければならない。あらゆる党と誠実に向き合う」と強調。立憲民主党の野田佳彦代表は党会合で、衆院予算委員長のポスト獲得などを踏まえ、「表の議論で物事が決まる新しい国会を創造したい」と意気込みを語った。 第1次内閣は午前の臨時閣議で総辞職した。衆院本会議の首相指名選挙は、1回目投票で誰も過半数に届かず、首相と野田氏による決選投票となる公算。野党の対応は割れており、首相の選出が確実な情勢だ。 首相は直ちに組閣に着手し、法相に鈴木馨祐氏、農林水産相に江藤拓氏、国土交通相に公明党の中野洋昌氏を起用。他の閣僚は再任する。