西京高水球部初の全国制覇 若月選手(常盤中出身)が大会MVP【宇部】
西京高水球部が、17~20日に新潟県で開かれた第10回全日本ジュニア(17歳以下)水球競技選手権「かしわざき潮風カップ」で初優勝を飾った。悲願の全国制覇を成し遂げ、常盤中出身の若月星輝選手(2年)が大会MVPに選ばれた。 2月に広島県で行われた中国ブロック予選をトップ通過し全国へ。本大会には各地区代表の16チームが出場し、トーナメント戦を繰り広げた。 山形県選抜との1回戦では、先制点を挙げて試合の主導権を握り22-4で圧勝。準々決勝では練習試合でも顔を合わせている長崎県選抜を大接戦の末に13-11で下し、準決勝では三重県選抜を14-8で破った。 決勝では強豪の東京クラブと対戦。チームの持ち味であるスピードとカウンター攻撃を軸に攻め、経験豊富な司令塔の若月選手と木村颯希選手(2年)の強烈なシュート、キーパーの平山颯人選手(同)のファインセーブで流れをつくり、10-9と辛勝して日本一を手にした。 チームの強みは変幻自在の守備。基本はマンツーマンだが、相手に応じて戦術を変える。若月選手は「チームの勝ちに貢献できた証しでもあるので光栄。今後はさらにディフェンス力を強化し、個人の技術も磨いていく」と抱負を述べた。 同じく常盤中出身の村岡侑弥主将(2年)は「全員が積極的に声を出し、練習と同じ雰囲気で戦えたことが勝因。今年は国体と全国総体も制して三冠を達成したい」と喜びを語った。 選手は次の通り。(かっこ内は学年と出身中) ▽主将=村岡侑弥(2年、常盤)▽選手=平山颯人(2年、平川)荒川蒼空(1年、長門深川)井上大誠(同、鴻南)松田啓叶(2年、小郡)上岡歩睦(同、広島・阿品台)濵川愛斗(1年、小郡)長尾大樹(同、広島・可部)堀海童(同、広島・戸坂)若月星輝(2年、常盤)木村颯希(同、大阪・高野台)長野留巳(1年、小郡)清角圭介(同、広島・東原)