『今日好き。卒業編&新年特別編』4話ーー記念撮影で両想いポーズ 後は告白するのみか
1月8日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。卒業編&新年特別編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】だいすけの心を射止めようと健気なアピールをするゆう「いちばん気になっているんで、どんどんいきます」 以下より、1月29日公開の4話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・みさき×みく、記念撮影は“両想いポーズ”で カップル成立は間違いなし? あれから1週間。そら(中川そら)に最後の想いを託し、2日目午前にして今回の旅を終えた、るい(村澤瑠依)。今週から、るい不在の旅が始まってしまう。 あの衝撃で完全に忘れてしまっていたのだが、そういえば、気になる女子との半日デートの権利を懸けて、男子同士での“ビーチ相撲対決”をする流れだった。直前の別れのため、なかなか力を込めるのが難しいかと思われたが、この旅の元気印こと、ゆのん(中島結音)の大声での爆笑がBGM代わりとなり、メンバーも次第に活気を取り戻していく。この対決で優勝を果たしたのは、そうた(米山颯太)。念願のきさき(寺島季咲)との半日デートは、プーケットのマリンブルーをセスナ上から遊覧飛行するというもの。特別なひとときは、間違いなくきさきとの距離を縮める一歩となった。 これまで、3週連続でかなり情報量が多かっただけに、筆者としては2日目午後についてはなるべくならば、心安らぐようなシーンを多めに振り返りたいと思ってしまった。そこで4話については、カップル成立の確度が高そうなペアの現状を紹介していこう。 まずは、みさき(北島岬)×みく(田中碧空)の2ショットから。前述のそうた×きさきを除く“離島組”のなかでも、特に自然体で接しあえているふたり。この直前に楽しんだバナナボートでは、海に落下した際にみさきが手を差し伸べ、一緒にボートまで泳いで連れていってくれたことがうれしかったと振り返るみく。みさきは逆に、当初こそ、この旅を通して自分以外の男子とも喋ってみてほしいと提案しながら、いざその場を目にしてしまうと“残念な気持ち”になったと、心のなかの嫉妬心を遠回しな表現でアピールする。 そう語るみさきの姿を見ているみくの瞳がもう、雨上がりの雫のよう。煌めいていて、“幸せな人”という題材でコンクールに出品する画家がいるとしたら、みくをモデルにしようと、地球の裏側からでもかっ飛んでくるはずだと思えるくらいに極上の笑顔なのだ。みさきの性格について「一途なの、すっごいうれしくて好き」と語ったときも、あくまで“一途なの”がと言っているのに、まるでみさきその人を好きだと伝えるようなニュアンスであったし、最後に記念撮影をした際、お互いの手でハートマークを作った際には“両想いポーズ”だと、もう“答えそのもの”を何気なく口にしていた。そうだ、ふたりはもう両想いなのだ。 だとしたら、あとは告白するのみ……。今回の旅は、男子が好きなタイミングで告白をできるだけに、みさきがどんな時間帯やシチュエーションを選ぶのかにも注目が集まる。ただそれ以上に、みくにこれ以上の笑顔があるのだとしたら、それがどのようなものなのか。その笑顔が早く見たくて仕方がない。 ・ゆう、だいすけへの健気なアピール「いちばん気になっているんで、どんどんいきます」 続いて、だいすけ(菅沼大輔)×ゆう(早坂ゆう)。こちらは、だいすけがきさきの存在を気になりながらも、ゆうの積極性がそれに追いついてきたように思う。「いちばん気になっているんで、どんどんいきます」という宣言から間もなく、だいすけの心を射止めようと、その場、その瞬間から有言実行を果たした彼女。だいすけが、彼自身も気付かぬ間に気遣いをして、周囲のサポートをしていること。話しやすくて、隣で会話をしていて落ち着けることなどを上目遣いで教えてくれる。そのかわいらしさやいたいけさは、スタジオの“恋愛見届け人”であり、“きさき党”の中川大輔すら惹かれたほど(“だいすけ”違いだ)。 会話の途切れ側、「ゆうでいいよ」と、自身の名前を呼び捨てにしてほしいと突然にも切り出し、記念撮影の際には、だいすけがスマホを持って手が塞がっているからこそ、ほっぺたを指でつつくなど、内気で健気な行動がいちいち胸に刺さった。こんな子と付き合ったら、毎日が胸キュンで止まらないだろうし、絶対に大切にしたいと思うしかない。とはいえ繰り返しになるが、だいすけが最も気になっている女子は、ゆうではなく、きさき。一見すると、とても雰囲気のよいペアではあるのだが、あと一歩、現状をひっくり返すビックイベントを起こしてほしいものだ。 “カップル成立の確度が高そうなペア”というテーマのため、本来ならばアレックス(ケイトアレックス)×ゆのんについても触れるべきだが、さすがに先週のオンエアでおなかいっぱいな感覚がある。といいつつ少しだけ触れると、この日の夜、ビーチで花火大会をしたとき、至近距離で記念撮影をしていた。その後、そらときさきの間で揺れ動き、行き場なく漂流してきたえいじ(吉田叡史)のサポート役に回るなど、ほとんど“先輩メンバー”のようなポジションだ。 昨年秋の『カンヌン編』では、“りんはな”カップルが最終日を待たずに成立し、ほかメンバーを待つ間、ふたりきりで初デートをしていたが、もうあのタームに入っていいだろう。そう思えてしまうくらい、イチャイチャが止まらない。 ・1カ月後になにが巻き起こる!? 『今日好き』定番の“新ルール”がまったく予想できない しかしながら、そんな悠長なことを言っていられないのかもしれない。3日目朝、だいすけが読み上げた旅のしおりに、なんとも気になるルールの記述が。「ここでみなさんにお知らせがあります。この旅は今日で終わりではありません。1カ月後に……」。今週のオンエアで明かされたのは、ここまでだった。 いくつか可能性を考えてみよう。「この旅は今日で終わりではありません」と聞いて、まず思い浮かんだのは、この旅が“3泊4日”まで拡大すること。例年の『卒業編』は3泊4日がスタンダードだっただけに、かなり有力な説かと思われたが、だとすると“1カ月後”という条件に矛盾する。となると、前例を踏襲しないケースか。 『カンヌン編』では旅の途中、ソウルからカンヌンに場所を移したことがある。となると、たとえば1カ月後に別の場所で、1泊だけ旅程を追加し、その際に告白し、お互いのキモチが時間を置いても変わらなかったかを確認する? あるいは、この旅で気になる相手と仲を深めきれなかったと判断したら、1カ月後に待つ次シーズンの旅に参加できる。ただ、旅の延長を決められるのはこのプーケットの場限りで、意中の相手が旅を継続するのか否かを知ることはできない。つまり、1カ月後に告白しようとしても相手が旅に不参加という、想いのすれ違いが発生する可能性もある。 そのほか大穴アイデアに、『今日好き』初の大型イベントとして、3月27日にZepp Haneda(TOKYO)にて開催予定と発表されたばかりの『青春祭 by 今日、好きになりました。』にて、当日の来場者を前に公開告白をするのも思い浮かんだが、そうなると1カ月後ではなく、2カ月先の話に。結論、まったく見当がつかなかった。毎度のことながら、よい意味で想定や期待を裏切り、視聴者とメンバーを翻弄してくる『今日好き』の新ルール。“1カ月後”という言葉の続きに、なにが待ち受けているのか。気になって、夜しか眠れない。
一条皓太