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　政治ジャーナリスト田崎史郎氏が7日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜前8・00）に生出演し、自民党派閥の裏金議員を衆院選で公認するかどうかの問題について、石破茂首相が示した方針についてコメントした。 【写真あり】ファーストレディーとなった石破首相の妻・佳子さん。慶大法学部の同級生 　石破氏は6日、裏金事件で党から重い処分を受けた人や説明責任を十分に果たしていない人に対し、「相当程度の非公認が生じる」と述べた。「選挙における非公認処分より重い処分を受けた者」として、党員資格停止となった西村康稔元経産相、下村博文元文科相、高木毅元国対委員長が該当。「軽い処分でも処分が継続している者」として、萩生田光一元政調会長、三ッ林裕巳衆院議員、平沢勝栄元復興相が当たる。さらに、「処分を受けた議員のうち、説明責任が十分に果たされず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される者」も非公認となり、合わせて少なくとも10人を超える議員が選挙で非公認となる見通しだ。 　これまで党は、裏金議員について原則公認、比例との重複も認める方向で調整していたが、大きく方向転換したことになる。こうした動きについて、田崎氏は「一定の評価はします」とコメント。「今、反発の声が目立つんですけど、執行部に寄せられている声、つまり森山幹事長、小泉選対委員長のところに来ている声は、もともと“丸く収めようとしたら、みんなでドボンだ”と。“みんなマイナスを被る”と」と、党全体への被害拡大を懸念する声があったという。 　裏金議員に対しては、比例との重複も認めない方針になった。田崎氏は「さらに寄せられたのは、比例代表で野党から、“自民党に投票するということは、裏金議員を復活させることになる”と。比例票を相当減らしそうだという恐れになるので、こういう措置を取らざるを得なかった」と解説した。 　裏金に関わっていない議員もおり、「裏金と関係ない人たちが地元で、“何で裏金議員を公認するんだ”と言われる。裏金議員以外の人たちの影響が大きくなりつつあった」と、党内事情を明かしていた。