「顧客の資金盗んだ」と自ら申告 逮捕の元野村証券社員
野村証券の元社員が強盗殺人未遂容疑などで広島県警に逮捕された事件で、同社を傘下に持つ野村ホールディングス(HD)は6日、元社員が逮捕前に自ら「顧客の資金を盗んだ」と申告してきたことを明らかにした。 広島県警は元社員の梶原優星容疑者(29)が7月28日、広島市西区の80代夫婦宅に放火し、現金約2600万円を奪ったとして逮捕した。野村HDによると、8月2日に「顧客の資金を盗んだ」と本人が申し出たため、8月4日付で懲戒解雇した。 野村証券は、11月6日付で広島支店長を異動させた。「管理責任を明確化するため」と説明している。