「何者も恐れず」 中国との衝突受け強調 比大統領
【マニラAFP時事】フィリピンのマルコス大統領は23日、南シナ海のアユンギン(中国名・仁愛)礁周辺での比海軍と中国海警局の衝突を受け、「われわれは決して誰かを恐れたり、抑圧されたりすることはない」と述べた。 同礁に近い西部パラワン島の比軍拠点で演説した。 マルコス氏は「フィリピンは歴史上、いかなる外国勢力にも屈したことはなかった」と強調。「国際法に従い、国益を支えるために自国の権利を引き続き行使する」と語った。さらに「冷静で平和を好むわれわれの性質が、従順さと誤認されることがあってはならない」と訴えた。