カープドラ3滝田 北海道で卒業式に出席 4年間ともにした野球部員と門出祝う
広島東洋カープのドラフト3位・滝田一希投手(22)が15日、星槎道都大(北海道北広島市)の卒業式に出席した。スーツ姿で卒業証書を受け取り「活躍する姿をみせることが恩返しになる。けがに気を付けてチャンスをつかみたい」と気持ちを新たにした。 在学中の2022年5月に母美智子さんが心筋梗塞で急逝。野球を止めようと思った時期もあったが、「このメンバーで野球ができたことが一番の思い出。つらいことも乗り越えられた」と4年間をともにした野球部の部員らと門出を祝った。入学を後押しした美智子さんには「母のひと言がなければ、この道はなかった。感謝しかない」と語った。 13日の日本ハム戦では、大学時代にアルバイトで通ったエスコンフィールド北海道で登板。1回1/3を1失点で予定の2回を投げ切れなかった。滝田は「次にエスコンで投げるときはちゃんとした投球を見せたい。野球に全力を注いでいく」と誓った。
中国新聞社