五輪パラ活躍 岡慎之助選手ら岡山でパレード 沿道に詰めかけた1万人から熱烈な祝福
パリ五輪・パラリンピックで活躍した地元ゆかりの選手6人による凱旋(がいせん)パレードが8日、岡山市中心部で開催された。五輪体操男子3冠の岡慎之助選手(21)=同市出身=らが、沿道に詰めかけた約1万人(主催者発表)の地元ファンから熱烈な祝福を受けた。 【写真】凱旋パレードが行われたハレまち通り。多くのファンが通りに詰めかけた 他の5人は五輪の自転車トラック男子2種目入賞の太田海也選手(25)=同市出身、同チームスプリント入賞の長迫吉拓選手(31)=笠岡市出身、アーチェリー混合団体と男子団体入賞の中西絢哉選手(25)=岡山市出身。パラは車いす陸上男子で銀、銅メダル獲得の佐藤友祈選手(35)=同市、ユニバーサルリレー入賞の生馬知季選手(32)=同市。 選手たちはトラック3台に分乗し、ハレまち通り(旧県庁通り)や西川緑道公園沿いの約400メートルを30分かけてパレード。「おめでとう」「こっち向いて」と声が飛ぶと、笑顔で手を振って応えた。 パレード後、終着点の下石井公園(同市北区幸町)でセレモニーが開催された。報道陣の取材に、岡選手は「すごいエネルギーをもらえた。盛大なパレードを催してもらい感謝している」、佐藤選手は「皆さんの応援がパワーになって銀、銅メダルを獲得できた。4年後はセンターポールに日の丸を掲げたい」と飛躍を誓った。 パレードは地元選手の活躍をたたえようと、市、岡山県、地元競技団体などで構成する実行委員会が企画した。