王者シティが先制許すもグヴァルディオル&ストーンズ弾で逆転に成功。暫定で首位浮上 ウルブズは泥沼5連敗。開幕から未だ勝利なし
アウェイでウルブズを破ったシティ
プレミアリーグ第8節ウルブズ対マンチェスター・シティの一戦が行われた。シティ側では引き続きケビン・デ・ブライネがベンチ外となっている。 【動画】FW顔負け 本当にDF? グヴァルディオルの強烈ミドル!!! 6分、シティにファーストシュートが生まれる。左サイドで先発したジェレミー・ドクがイルカイ・ギュンドアンとのシンプルなワンツーでペナルティエリア内に侵入。ボックス内からシュートを放つも、枠は捉えられない。 すると、7分ウルブズが先制に成功する。右サイドからネルソン・セメドがアーリークロスを送ると、大外でヨルゲン・ストランド・ラーセンが合わせる。右SBのリコ・ルイスが急いで戻るも間に合わず、今夏セルタから加わったノルウェー代表FWは2試合連続での得点となった。 シティは今季失点が目立っており、8試合ですでに9失点を喫している。しかも、先制を許す試合が多く、イプスウィッチ戦、ブレントフォード戦、フラム戦に続いて4試合目となっている。 19分には再びウルブズにチャンス。シティのプレスをかわして、右ウイングバックのセメドが裏に抜け出すも、エデルソン・モラレスとの1対1を制することはできず、追加点は奪えない。 なかなか得点を決められず、時間だけが過ぎていくシティだったが、ヨシュコ・グバルディオルの右足が試合を動かす。33分、ペナルティエリア手前の左でボールを受けると、右足一閃。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、シティが同点に追い付く。 後半に入ると、ウルブズはトミー・ドイルを投入。ドイルはシティアカデミー出身の23歳で、古巣との一戦に臨む。シティは交代がなく、ドクとサビ―ニョのサイドを入れ替えた。 逆転したいシティが動く。ドクに代えてフィル・フォーデンを投入。ウルブズはマテウス・クーニャを下げ、カルロス・ボルジェスをピッチに送り出す。このレフティもシティアカデミー出身だ。 シティは後半からウイングのサイドを入れ替えたが、期待していた成果は挙げられていない。ドクは左からのカットインを得意としており、サビ―ニョは昨季ジローナでは左サイドで活躍したものの、この試合では左サイドで対面するセメドの守備に苦戦している。73分、シティはそのサビ―ニョに代えてジャック・グリーリッシュを投入した。 そのグリーリッシュが左サイドからクロスを供給。大外でベルナルド・シウバが合わせるも、フォーデンの足が頭に当たってしまい、出血。ただ処置はすぐに終わりピッチに戻ると、フォーデンとポジションを入れ替え、ベルナルドが右ウイング、フォーデンが中央となった。 フォーデンが中央にポジションを取るようになってから左サイドが活性化されている。ライン間、ポケットと積極的に顔を出し、攻撃にリズムを作り出す。 後半のアディショナルタイムは5分、シティはさらに勢いを増す。すると、右コーナーキックからジョン・ストーンズがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。GKサーの前にいたベルナルドがオフサイドかと思われたが、VARチェック後その判定は取り消され、シティがギリギリで逆転に成功する。同8節で優勝を争うアーセナルが敗れており、シティは大きな勝ち点3を獲得した。ウルブズは第3節ノッティンガム・フォレスト戦以来の勝ち点獲得かと思われたが、最後の最後で勝ち点1が手からこぼれ落ちた。 [スコア] ウルブズ 1-2 マンチェスター・シティ [得点者] ウルブズ ヨルゲン・ストランド・ラーセン(7) シティ ヨシュコ・グヴァルディオル(33) ジョン・ストーンズ(90+4)
構成/ザ・ワールド編集部