「いい加減打ち切れ」「説明がなされてない」『24時間テレビ』、日テレ副社長の来年も「前向き」発言に疑問殺到
9月30日、日本テレビの定例社長会見が同局でおこなわれ、福田博之副社長の毎年恒例のチャリティ番組『24時間テレビ』に関する発言が注目を集めている。 【写真】やす子、物議を醸した『24時間テレビ』の走行場面 会見で福田副社長は『24時間テレビ』について、 「我々としては世の中の厳しい目がございましたので、今年の視聴率にもこだわっていた。最低でも前回をクリアしたいと考えていた。それはかないました。 取り組みについて、すべてが評価されたわけではないということは当然理解していますが、評価はいただいた。安堵と感謝です」 と、一定の成果を認め、2025年の放送についても「前向きに検討したい」と明かしたのだった。 2024年8月31日から9月1日にかけて放送された『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』では、お笑い芸人のやす子が「全国の児童養護施設に募金マラソン!」と題したチャリティ企画のランナーを務め、大きな話題となった。 ただ、2023年11月に鳥取県の日本テレビ系列局「日本海テレビジョン」の元局長が寄付金265万円を含む、会社の売上金などを10年間にわたり着服していたことが発覚し、懲戒解雇処分が発表され、放送自体に批判が起きていた。 こうした背景から、今回の『24時間テレビ』では番組のエンディングに、総合司会を務めたフリーアナウンサーの羽鳥慎一が「原点に立ち戻り、番組の意味を考え直し、チャリティの本質を見つめ直す、という決意と覚悟を持って臨みました」と、日本テレビが放送を決断した“意義”を代弁。しかし、会社のトップが自ら説明しないことに、長期間にわたって批判が続いた。 その影響からか、福田副社長の会見後、Xではなおも反発の声が聞かれた。 《視聴率は評価に値するらしいが、こちとら、忘れてないぞ、ってことを言い続ける必要はある。喉元過ぎれば熱さを忘れる、だろうけど。とにかく、責任者の説明がなされてないままでは》 《いい加減放送を打ち切れ》 《一部の理解しか得られてないのに大衆迎合されてると勘違いしてるのでは?》 2023年の番組の平均視聴率は世帯11.3%だったところ、2024年は世帯12.5%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)で、福田副社長が言うように前回をクリアした。しかし、今回も番組自体に問題が山積みであることが露呈する形になってしまいました」 特に批判が大きかったのが、やす子のマラソン。走行中の暑さが懸念され、さらに本番直前には台風10号が接近。そのため、スタートから半日ほどは、日産スタジアムの400mトラックを75週する形で実施された。 「その後、沿道に出てメイン会場の両国国技館を目指し走り始めたやす子さんは、番組終了前の午後9時前にゴールしました。 総距離81kmの走破でしたが、休憩を入れた17時間の走行時間をもとに走行ペースを算出すると、1kmあたり約12分半というペースで、『駅徒歩1分』などの表示で使う『分速80m』という速度とほぼ一緒だったんです。 そのため、視聴者からは『茶番』『もうそれで感動する時代ではない』などといった批判が続出しました」(芸能記者) さらに、やす子のゴール直前にも“騒動”は起きた。 「沿道にいた男性が、やす子さんに向かって手を伸ばし、彼女の胸を触ったように見えたんです。ハイタッチをしようとしたのであれば故意ではなかったのかもしれませんが、この放送映像が切り取られると、Xでは視聴者の怒りが噴出するとともにやす子さんのマラソンを管理する日本テレビの不手際も指摘されることになりました」(同前) 目標より先に目の前の問題を“クリア”してほしいーー。
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