貫禄十分の尾上松也 新作歌舞伎やテレビで”ポスト香川照之”の存在感 ファンに“神対応”の一部始終
’23年12月中旬の15時頃、新橋演舞場で上演されていた新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』の舞台を終えて1人で出てきたのは尾上松也(38)だ。 【まさか...吉高由里子が尾上松也と...】すごい!『ひかる君へ』主演の吉高由里子が尾上松也似の彼氏とラブラブな雰囲気 オールバックに丸目のサングラス、ダウンジャケットに両手を突っ込みながら広い歩幅で歩く姿は貫禄たっぷりだ。送迎車に乗り込もうとしたタイミングで、ファンから突然声をかけられるも焦ることなく握手に応じるなど、売れっ子役者のオーラを漂わせていた。 「’23年、松也は積極的に新作歌舞伎に取り組んでいました。3月は『ファイナルファンタジーX』。7月には自ら企画・演出した『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』。そして、今回の『ルパン三世』です。今や新作歌舞伎の“顔”と言われる松也。 特に、新作歌舞伎の復活を掲げていた香川照之(市川中車・58)が不祥事により、’22年以降、表舞台から去ったことで、松也への期待がより高まりました。本人にもその自覚があるようで、一層、芸事に精進しているようです」(歌舞伎雑誌記者) 同舞台には、その香川も出演しており、銭形警部を演じていた。その存在感は、「さすが香川」と観客も賞賛するものだったが、 「『テレビ復帰はもう諦めた』と漏らす香川さんだけに、最近、すっかりテレビでお見かけすることがなくなりました。その影響もあるのか、新作歌舞伎は若いファン層の方も多いですから、声援は松也さんの方が大きかった印象ですね。 香川さんの存在感と演技力は申し分ありませんから、歌舞伎界で脇役として重宝されていくと思います。テレビは松也さんにお任せすればいいと思いますよ」(梨園関係者) テレビ局のドラマ制作スタッフも、今後、歌舞伎役者のドラマ起用についてこのように語ってくれた。 「歌舞伎独特のにらみのように顔の表情だけで演技ができる歌舞伎出身俳優の需要はテレビ業界でも常にあります。これまでは香川さんの独壇場でしたが、今後しばらくは松也さんの独壇場になるでしょうね」 反町隆史(50)主演で話題の1月期ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)にも出演している松也。警視庁警部補・上林育人を演じ、病理医・藤巻達臣役を演じる反町と対峙する場面もあるというが、今回はどんな“顔芸”を見せてくれるだろう。
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