師事してから4連続トップ10! “感覚派”の横田真一プロを変えた、谷将貴コーチの「構えた位置に戻る」教えの効果を、実際に試して確かめた
プロのなかでもスウィングについてはとくに“感覚派”である横田真一プロ。そんな横田プロが昨年から師事し、コーチ契約後まもなくシニアツアー好成績に導いたのが谷将貴コーチだ。谷コーチのもとで横田プロがスウィング改善のために取り組んだことを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。
「構えた位置に戻る」を意識する
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフのスウィングって難しいですよね。いろいろな理論があったりして、何が自分に向いているのか分かりません。なので、僕はあまりスウィングの動きなんかを考えずに、どんな球をどこに打ちたいかというのを考えてやってきました。
いい言い方をすれば「感覚派」ということですが、感覚派といえば横田真一プロです。その横田プロの記事「51歳にしてスウィングに目覚めた!」というのが月刊ゴルフダイジェスト3月号に載っていました。 なんと谷将貴コーチにレッスンを受けて、最近はシニアツアーでも活躍しているそうなんです。感覚派じゃなくなっちゃったの? これはめちゃ気になるので、その記事のレッスンの中からいくつか試してみました。 この記事では横田真一プロが、片山晋呉プロを指導している谷将貴コーチにレッスンをしてもらっているのですが、そのレッスンのなかでもいくつか気になるものがありました。そのひとつが「構えた位置に戻る」ということ。これはどういうことかと言うと、テークバックしてトップの位置になったときに右に乗っているわけですが、切り返しでは必ず一度元のアドレスの位置まで体重を戻すということなんです。このときに胸が開いていなければ、クラブはプレーン上に下りてくると谷コーチは言っています。 しかし最近って、インパクトでは体を開いて打つのがいいなんて話をよく聞きますよね。でも谷コーチによると、元の位置に戻ってからインパクトで開くのはいいのですが、戻らないまま右側で開いてしまうとただの腰引けになるということです。たしかに僕もそんな感じになっちゃってたかも。