米大統領選のさなか、メキシコから移民3000人が北上中 不法移民問題は争点のひとつ
ホンジュラスなど中南米からの移民約3000人が5日、メキシコ南部から米国に向かった。米国では同日大統領選が実施され、不法移民の問題は重要な争点となっている。 ロイター記者によると、移民らは北上する前にメキシコ南部チアパス州の州都タパチュラに集まり、「NO MORE MIGRANT BLOOD(移民たちの血を流すな)」などのメッセージを書いた横断幕や聖母像を掲げた。 ベネズエラからの移民 「合法的に米国に入国できることを望んでいる。私たちは物事を正しく正直に、そして合法的に進めなければならない。大統領選の勝者がトランプ氏であれハリス氏であれ、私たちにより良い生活を送るチャンスを与えてほしい」 米国を目指す人々のキャラバン隊が安全を求めて集団で米国とメキシコの国境を目指しているが、そのほとんどは途中で離散している。何万人もの移民が必ず通過するタパチュラはここ数カ月暴力行為が頻発しており、移民は犯罪組織に狙われている。