田中恒成が計量クリア 左足グイッ 5センチフェースオフで13秒 史上最速の4階級制覇へ「すごく激しい試合になる」
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級王者決定戦」(24日、両国国技館) トリプルタイトル戦の前日計量が行われた。リミット52・1キロに対して、同級1位の田中恒成(畑中)、同級2位の2位のクリスチャン・バカセグア(メキシコ)とも52・0キロでともに一発クリアした。フェースオフでは田中がグイッと左足を踏み込み相手の顔の5センチ近くまで迫ると、13秒にらみ合った。 【写真】顔近づけすぎ 勝利への気合が伝わるド迫力のフェースオフ 史上最速の4階級制覇を狙う田中は、2020年大みそかに井岡一翔に敗れてプロ初黒星。4階級制覇に失敗したWBO世界スーパーフライ級戦以来、3年2カ月ぶりの世界戦となる。 田中は、世界6階級制覇のオスカー・デラホーヤの24戦目を上回る、21戦目での史上最速の世界4階級制覇への再チャレンジとなる。計量後には「3年間待ちに待った。やっときた感じはある」と落ち着いた様子。相手の印象を「頑張る選手だろう。スパーもたくさんしてきたようで、打たれ強いから、純粋に激しい試合になると思う」と腕撫した。