【RISE】チャンヒョン・リーとパヌワットが激突、塚本望夢は初の国際戦、YAYAとKOKOZの女子マッチも
ONE帰りのKOKOZをYAYAが警戒
フライ級(-52kg)3分3R延長1Rでは、同級3位YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張)vs.同級4位KOKOZ(TRY HARD GYM)が決定。 YAYAは初代J-GIRLSスーパーフライ級王者の肩書きを持つムエタイファイターで2021年5月にRISE初参戦を果たすと聖愛と対戦し、3R判定勝利で王者食いを果たした。同年9月にAKARIに敗れ、その後は怪我の治療のために長期戦線離脱を余儀なくされた。1年8カ月ぶりの復帰戦ではMelty輝に敗れ、2024年4月のRWSでも負けを喫したが、7月の瑠華戦で勝利を収めた。戦績は13勝(2KO)6敗2分。 KOKOZ(ココゼット)こと小原ここは、ムエタイとももいろクローバーZを愛し、スック・ワンキントーン女子ミニフライ級とスーパーフライ級王座を制して二冠王を達成。2022年2月にはRISEで現RISE QUEENバンタム級王者の聖愛から勝利している。2024年6月の『ONE Friday Fights 67』に初出場するとOFGムエタイでサワラートに判定勝利、9月の再出場ではエミリー・チョンと激闘を展開したが判定で敗れた。戦績は11勝(2KO)10敗。 今大会では女子がこの1試合のみか、増えても2試合だという。 KOKOZは「女子唯一のカードを組んでもらってありがとうございます。もう負けたくないと前回の敗戦で分かったので、その気持ちを出して勝ちたいと思います」、YAYAは「幕張でやるって情報が入った時からここは絶対に出場したい気持ちがありました。前回勝ってアピールしていて念願が決定しました。ここで試合をさせていただく意味をしっかり受け止めてプロの仕事をしていきたい」と、それぞれ意気込みを語った。 互いの印象を聞かれると、KOKOZは「他人の試合を見るのは好きじゃないんですが、印象としては長年やっているので経験値はあると思います」と素っ気なかったが、YAYAは「昔、練習をさせてもらったことがあります。試合を凄くされていてタフだなって印象がありますね。体重も柔軟に対応してできる選手なので、自分はそれは出来ないので油断してないですし、喰われてはいけない試合なのでいい試合をしたいと思います」と練習を一緒にしたことがあると明かした。 KOKOZはONEのOFGムエタイを経験して「自分から攻められないのが弱点だったんですが、それが吹っ切れましたね。行かないとやられると分かっていたので。それを出せば行けると思います」と、大きな収穫があったとする。 YAYAも「ONEでの試合は見ていましたし、応援していました」と言い、「なので今回戦うと予想していなかったんですが、蹴りもパンチも強い選手だっていうのと、OFGで戦ったことで思い切りの良さ、思い切り入るのも速かったのでRISEの試合でも出てくると警戒している部分です」と、KOKOZが一皮むけた印象を持っているようだった。 千葉県千葉市出身で、幕張のジムに所属しているYAYAは「ジムが近いのでランニングコースに入っています。幕張メッセまで2kmくらいで。いつも走っていますが、試合まで緊張感を味わいながら走ります。とてもいいランニングコースなので選手の皆さんはアップで使ってもらっていいと思います(笑)」と幕張をアピール。 「呼んでもらったのも幕張を盛り上げたいのと、地元の応援も今まで以上に来てもらいたいので、一人一枚と言わずチケットを束で買ってもらいたいと思います」とチケットもガンガン売りたいと張り切る。 最後に、今後の展望を聞かれるとKOKOZは「自分はとにかく強い人とやって自分が一番強くなりたい。誰とやりたいというのはないですが、強い人に勝って自分が一番強いところに行きたい、YAYAは「52kgトップ選手の試合が来月にある(テッサ・デ・コムvs.小林愛理奈)ので順位が動くかもしれない。そこに食い込むことが目指すことだし、一戦一戦最後のつもりでやっていて、今回も38歳になったので最後のつもりでやるし、勝てば生き残るので上位の人たちとやりたいですね」と語った。
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