「多数者の横暴」静大の石井 前学長が静大を猛批判 暗礁に乗り上げる浜松医大との統合再編めぐり
そして2022年7月、日詰学長が浜松医大との協議の中で1法人1大学とする私案を示します。 静岡大学・日詰一幸 学長: 真に競争力のある大学をつくっていくためには両大学が将来的には1つになって、つまり両大学が統合されて1つの大きな大学になることが必要ではないか さらに2つの大学を統合し、静岡と浜松に2つの分校を置く「1大学2校」案を発表し、静岡大学はこの案を大学としての正式な案に決めました。
「1大学2校」案を正式な案に決めた静岡大学。 合意書通り「1法人2大学」への再編を求める浜医と静大・浜松キャンパス。 静岡側と浜松側の溝は深まり、先が見通せない状況が続いています。
前学長が静大側の動きに不信感
こうした状況下で、7月1日に記者会見を開いた石井前学長。学長退任後にこの問題についてメディアの前で話をするのは初めてです。 その理由は、静岡大学の経営に関する重要事項を審議する協議会の議事録で「合意に至ったプロセスの検証」をする動きがあったためだと語りました。
静岡大学・石井潔 前学長: 合意書そのものは有効という立場を取られてきたのに、合意書の決定プロセスを検証するということは合意書そのものが正当性がないという結論を出そうとしてるのでは、それはおかしいというのがきょう会見を開いた一番大きな理由です。 あくまでも最終的判断は大学の現役の方が判断することなので、私が口をさしはさむつもりはないが、自分たちの失敗を前任者に押し付けないでほしい
テレビ静岡